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『 言葉は人を笑顔にして、笑顔は言葉を超える 』

 うちの母が再入院して3週間が過ぎました。高齢者ばかりの4人部屋は時々入れ替わりがあります。 母は廊下側の左手、窓辺に2名の現在3名で滞在しています。 今日の記事は、同じお部屋の方との交流について書きます。

言葉は人を笑顔にする。

 窓辺の左側に新しく入った方はデイルーム(食事や面会をする場所)で一度面識のある方でした。顔色がピンクで、笑顔がもの凄く癒される、福々しいお顔のご婦人です。御年89歳。元日生まれで自由が丘在住だそうです。お食事も全部自分の意志で食べて、言葉遣いが上品。その方と先週たまたま同じテーブルになり、奇遇にも母の隣のベットに移られました。

 父も母もその方の雰囲気が好きなようで、一緒にご飯を食べながら「笑顔が本当にすばらしい。」とほめます。するとその方も「まぁ自分では気づきませんけれども、そうおっしゃっていただくと嬉しいです。」と頬をそめます。今日はお昼をご一緒していたら、「私より三つ若いわりに、若々しくみえますねぇ。」と母を褒めてくれました。そう言われて母も笑顔、父も私も笑顔になりました。

 本当はいけないのかもしれませんが、父が巨峰を5粒だけ母の為に持ってきていました。同室のご婦人はしばらく巨峰を召し上がってないだろうなと思って、「もし良ければ巨峰召し上がりませんか?」と聞いてみました。そしたら、「あらいいのかしら?」とおっしゃったので、「二粒だけですけど、どうぞ」と皮をむいてお持ちしました。「あら悪いわね~ではいただきます。」と一口食べたら、満面の笑顔で「ま~本当に美味しい。もう一ついいのかしら?」と二粒食べてくれました。それを見てうちの両親が「あー良かった~」と共に笑顔。美味しい物をちょっとだけ、分け合って共に食べるって幸せな気分になれますね。

笑顔は言葉を超える。

 母の病室の窓辺の右手の患者さんは話す事ができません。先週同室になってから一度も食事を取ることが出来ない状態です。ある日苦しそうに手を伸ばして何かを訴えかけていました。それに気づいた父が「なんだか苦しそうだぞ。」と言うので、私は様子を見に行き、空に伸びた左手を握り、「大丈夫ですか?」と問いかけました。思いがけず握り返す手は力強かったです。父に、「ちょっと看護婦さん呼んできてあげて」と伝えて、私は「大丈夫ですよ。今看護婦さんが来ますよ。」と声をかけました。看護婦さんが来てくれて、「ありがとうございます」と交代しました。看護婦さんが色々と症状を聴きますが、返事を言葉で伝える事が出来ません。ちょっと切なくなりました。

 昨日のお昼、その方のお昼は薬のみ。看護婦さんが起こそうとしても起きませんでした。しかし、看護婦さんがちょっと席を外したすきに、腹筋を使って上半身を起こしたのです。「がんばって起きましたね!すごい!」と言ったら、もの凄く満面の笑みを返してくれたのです。意思疎通が取れない方なのかなと思っていたので、思いがけない笑顔に胸が熱くなりました。心と心が通ったのを感じて不思議な感動が湧いてきました。その笑顔を見て父も「あゝ、良い笑顔だなぁ。嬉しかったんだなぁ」といっておりました。 


高齢になると出来ない事が増えて、ふさぎがちになる事も多いと思います。しかし、ちょっとの声掛けで素敵な笑顔をみせてくれますね。相手の素敵な所に気づく、それをちょっと声にしてみる。ちょっとの勇気で自分の心が温かくなります。





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『 父との衝突から観えたこと 』

前回のブログ記事で、父がガンでなくて良かった、これからは優しくしよう!と心を決めた翌日・・・

父と喧嘩をしてしまいました 

介護をしていると、煮詰まってイライラすることもありますね。

今回のブログは自戒を込めて、父との衝突から気づいた事、学んだ事を書きたいと思います。

1 父との喧嘩

先日入院先の担当医から、退院後の介護プランを考える前に、現状の体制について聴かせてほしいと、ソーシャルワーカーさん、父と私で面談をしました。 

実は父の前で言いづらい悩みがあったので、父に途中で部屋に戻ってもらい説明しました。

7月の入院中に、ケアマネージャーさんに電話相談した際に、退院後に父だけで介護は難しいかもしれないと言われました 

母が寒がる度に、真夏でもパジャマの上に冬のカーディガンを着させたり、分厚い布団をかけたり、もの凄く汗をかいていても着替えさせないことがあったりすると訪問看護の方から報告があり、あの状態では「こもり熱」で再入院しかねない。母の体温管理は父では無理なのではないかという見立てです。 

これまでは週2回月曜、金曜に訪問看護士さんに通っていただいておりましたが、毎日訪問看護を入れるのは金額もはるし、要介護2だとサポートの回数も限られるので、ヘルパーさんの導入を打診されました。

看護師さんだけでなく、ヘルパーさんに入ってもらうことで社会と接する機会を保ちながら、飲水の管理、身体清拭や公園へのお散歩補助、理学療法士さんは寝込みがちで弱った筋力アップ。 

猛暑の夏を安全に乗り切る為に、月曜は訪問看護士さん、火曜から木曜日までヘルパーさん、水曜日に理学療法士さん、金曜日に訪問看護士さんという介護プランを組んでいただきました。この体制ならば安心して在宅介護が出来ると予測しておりました。その他主治医の方が月一で往診してくださることに。 本当に手厚いサポートでありがたいなぁと安心しました。

しかし、実は・・・父と介護サポーターの皆様との関係構築が怪しくなりました。

自分がやってきた仕事を第三者が行うことで、生きがいが取られたように感じたのかもしれません。

訪問看護の方曰く、母のサポートで入っているけれど、父がしゃしゃり出てきて母と話が出来ない悩みを抱え、ケアマネさんは提案内容を父が聞き入れてくれない、父は父で全然大したことをやってくれない、と双方がかみ合っていない状況になりつつありました。

その最中の再入院。 色々な事を整理するタイミングだったのかもしれません。

介護プランについては、ソーシャルワーカーさんもバッチリですとおっしゃってくれました。 退院後の栄養バランスを考えて、宅配の介護食をお昼に一回のみ導入を検討してみてはと言われました。

実はそれは一回トライして断念しておりました。

理由は、毎日毎日食べきれないだろうから苦痛だと父が判断した為です。 食べたり、処分するのは主に父です。無理強いはできないので、そこは折れました。

ただ、消化が良く、栄養バランスが良いものを素人の我らが毎食提供するのは難しい。そのため、退院時に担当医の先生から説得していただくようお願いしました。 それに追加して、介護・介助の仕方もわからないので看護師さんから学びたいと伝えたら、そういう勉強会もありますので、是非とおっしゃってくださいました。 

どうしたら母の介護をスムーズに行くか考え、 私は父の不安を和らげることが先決だと考えました。

今まで父のいない所で私が色々と話を進めていた内容を整理して伝え、父の不安を聴き、理解を促そうと考えたのです。

夕飯をすませ、じっくりと父の話を聴こうと膝を突き合わせて話を聴こうと思ったら、

父から関わってくださっている方それぞれに対しての愚痴が噴出しました  

”ほめ脳”になっちゃった私は、それらのマイナスの意見が受け入れらず、

デラコ 「なんで皆さん一生懸命やってるのにそんな風に言うわけ? 感謝の気持ちが全然ないの?? そんな風だったら誰もサポートしてくれないよ?」と言ったら、

父 「だったら俺が出来ることは俺1人でやる  」と言い出しました。

本来だったら、立派な姿勢なんです。 

ただ、父だけの介護は母にも父にも負担なだけです。

今冷静に考えるとね、酔っ払いの言い争いです。 お酒入って真面目な話するものじゃないですね。(よくやる失敗)

頭の中では冷静な私が「ほんとはそんな事言いたくないでしょ?そろそろ落ち着いたら」と声を上げていたけれど、その日は暴れん坊の私の方が勝ってしまいました。 成長してないね~  

デラコ 「分かりました。お父さんの役に立たないことばかり勝手に進めてすみませんでした。これからはお兄ちゃんと決めてください。」と言ったら、

父 「俺は介護について洋を信用していない。洋は何もしない。」と言い出す始末・・・ 


もー話しにならんと、家を後にしました。


一応長兄には「父と喧嘩したので、しばし交代願います。」とだけメールしました。

喧嘩する度に、 「どうしようコレが最期の会話になったら」とクヨクヨします。 出来れば良い方向に持っていきたいと思ったけれど、全然思いつかなかったので、仙台の次兄に電話をしました。

次兄は教員をしていて、モンスターペアレントの対応にも慣れており、ベテランカウンセラーの様に聞いてくれ、アドバイスをくれました。

次兄 「美和、真田丸観ているか?」

デラコ 「観てるけど、何よ」

次兄 「お父さんはな、亡くなる直前の秀吉みたいなものなんだ。 もうね冷静な判断が出来ないんだぞ。」

デラコ 「むむ、例えが分かりやすい  」

次兄 「 仕方がねーんだぞ。年よりは変わんないし、言う事聞かないんだがら。 取りあえず今の体制を変える必要はねーさ。 ケアマネさんには「父がすみませんねー言う事聞かなくて」って謝って、お父さんの愚痴は聞き流す。 のらりくらりとやるの。 現状はなーんにも変わらないんだけどね、それが一番 

デラコ 「なんか私の頭の引出には無い戦法だけれども、そうするのが良い気がしてきた 

次兄 「何かあったらさ、俺がいるからさ。 あんまり無理しないように」

デラコ 「  」

次兄に話したら、落ち着きました。 

多分、煮詰まった気持ちをグダグダとぶちまけたかっただけだったのかもしれません。

その後、長兄からも電話が来ました。 

長兄 「お父さんのな、言動は症状だと思って聴けよ。生活のことは自分で出来てるけれども、正しい判断が出来なくなってるんだ。仕方ないと思え。 長丁場なんだから、あんまり深刻に取らないように。」

二人の見立ては、老人だから仕方がない。


仰る通りなんです 。 


兄二人に諭され、私は本当に家族に恵まれているなぁとシミジミと感謝の念が湧きました。


おかげでぐっすりと眠れたので、反省して朝父に電話をしたら、

父 「美和ごめんなー。 俺が悪かったなぁ。ごめんごめん」

と、先にあやまられ、一軒落着です。

2 歩みよりの対話 

落ち着いて父の希望をヒアリングしたら、

訪問してくれた際に、介護をしている自分にもっと様子を聴いてほしいと言っていました。
朝ごはんを食べたかとか、昨日の夜はぐっすり眠れましたか?とか。 

あと、実は入院が長引いてるから介護が不安で、このまま入院でも良いかなって思っているようでした。

父もいっぱいいっぱいだったんですね。 

自分のリズムで食べさせようとして食べたくないと抵抗する母にイライラして、時々無理やり詰め込もうとします。

「それは辞めて。 お母さんのリズムで」 と、お願いしても聴いてもらえない時があり、困っておりました。

あくる日の午後、嚥下(呑みこむ力)について、耳鼻咽喉科でみていただくことに  

看護師さんが車いすで母を新館まで運び、父と同行しました。 

担当は女医さんで、鼻に麻酔薬を注入して、鼻から食道までカメラを入れてモニターしました。

お水の飲みこみと、ゼリーの呑みこみを観察しました。

お水は問題ないけれど、ゼリーの呑みこみが若干弱めでした。 飲めるけれど、少し残る。

「あーだから良く噛むし、繊維質は丸めて出すんだなぁ」と理解できました。

その日の夕飯は私が介助して、母に箸を持ってもらって、母のリズムで食べてもらいました。

デラコ 「お父さん、お母さんはこれぐらいの量でこれぐらいの速度でないとだめなんだね。」

父 「そうなんだな。ようやくわかった。」と理解してくれました。


納得したら、態度が落ち着く。 その納得してもらう説明を丁寧にトライする。

それが母への応対を良くする道なのかなぁと、学びました。



老々介護のアシストは、私の新たな役割。 父は父で頑張っている。

まだまだ新米だけれども、 やりながら考え、煮詰まったら身内に吐きだし、
貯め込めずに、深刻になり過ぎずに、やるしかないかないなぁ



ずっと長く座っているからか、足の甲がむくんでいたため
足もみを教えてあげました。 気持ちよさそうねぇと母も興味しんしん。





昼食はおうどんです。 どんぶりが大きくて見ただけでお腹いっぱいというから、半分にしてもらいました。




やっと点滴が外れたので、気分転換で外を見ながらおしゃべりも出来ました。




和解の乾杯。 家から栗ごはん、煮物、スイカを持っていったから喜んでました。





なるべくご機嫌キープで、笑顔で支え合いできますように。 
プロフィール

ほめ達!カウンセラー・デラコ

Author:ほめ達!カウンセラー・デラコ
本名:小野寺美和 
1969年生まれ 
東京都目黒区在住
宮城県気仙沼市出身。

「ほめ上手を増やして社会を良くする」を活動理念に、行政・企業・学生・婚活・育児・福祉施設支援として「ほめ方・ほめられ方」講座やワークショップを全国で開催。述べ600名以上(2016年6月末時点)

ほめる達人検定1級・ほめる達人検定認定講師。産業カウンセラー、ワークショップデザイナー


1990年恵泉女学園短期大学英文科を卒業後、バブル崩壊直後に証券会社に入社営業として4年勤務。その後外資系情報通信社に転職しクライアントサポートとして18年在籍。

2011年東日本大震災で実家が被災し、両親が上京。その年の暮れに所属部署が無くなり突然リストラに・・・

被災地の為に何か役に立ちたいと考え、一念発起して退職金を元手にカウンセリングを学びながら、2014年ほめる達人検定一級を取得。2016年ほめる達人検定認定講師として全国で活動。


個別ホメ相談(Skype)、ワークショップ・セミナーの
お問合せ、ご依頼は
happylifelabo@gmail.com までお気軽にご連絡くださいませ。

ホメ相談(E-mail)もお気軽にどうぞ。
<相談内容・回答は匿名でブログで載せさせて
いただきます。>



趣味:テニス、サーフィン、座禅・瞑想、 おつまみの研究

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☆ アイムパーソナルカレッジ:カウンセラーコース修了
☆ 日本産業カウンセラー協会:産業カウンセラー
☆ 一般社団法人日本ほめる達人協会:
ほめ達検定1級・認定講師
☆ メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種
☆ 青山学院大学ワークショップデザイン養成講座修了
☆ 青山学院大学ワークショップデザイナープラス修了
☆ 生涯学習開発財団認定:ワークショップデザイナー
☆ 財団法人ウェイクナーズ:「メンター講座」修了
☆ 第五期かさこ塾修了
☆ 港区ご近所イノベーション学校修了・総代

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