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「父の新たな挑戦 : ユマニチュードとの出会い」

老々介護をがんばっている父が、
最近出会った

「ユマニチュード」
という介護の手法。  

今回のブログは、84歳の父の新たな気づきと、
挑戦について書きたいと思います。

------------------


私の両親は気仙沼の実家が
東日本大震災で地元が被災した為、

避難所から仙台の兄の家を経由して

横浜の兄の家に避難してきました。

その後、気仙沼と姉妹都市である目黒区のマンションに

仮設扱いで住まわせていただき、

現在は住民票を移して、目黒区民として暮らしております。

母が認知症の要介護2で、基本的に父が老々介護をしており

私も目黒区在住、兄は勤め先が自由が丘ということで、

協力しあって食事を作りにいったり、
買って行ったり等のサポートをしてはいますが、 
洗濯、掃除、炊事等、日々の家事全般は父がやっております。

父は教師、母は私たちが生まれてから専業主婦だったから

家事や子育ては母まかせでしたが

10年前くらいに母が体調を崩して入院してから、
父は家事をやり始めました。

都内で暮らすようになってから、
震災後の慣れない暮らしからのストレスと
気仙沼にいた時から呑んでいるアリセプトの副作用が出て
父を誤認して、攻撃性のある言動になったり
大変な時期もありましたが、

新しい認知症ケアの「コウノメソッド」を取り入れている
メンタルクリニックにお世話になってからは
症状の悪化が、なんとなくゆるやかになりました。


認知症の症状の出始めは応対に困った為、
これまで何冊か認知症ケアの本を買って
父に渡してきましたが、
実践的な情報を得るのは難しいものだな・・・
と実感しておりました。

私は震災後、
訪問看護団体「キャンナス東北」のサポーターをしていて

友達のFacebookの投稿から、
医療や介護の情報を得る事があるのですが

その中で「ユマニチュード」という新しいケア方法を知りました。

ユマニチュード(Humanitude)とは

「人とは何か」 

「ケアをする人というのは何か」
を問う哲学と

それに基づく150を超える実践技術から成り立つ

知覚・感情・言語による

包括的コミュニケーションに基づいた

新しいケア技法です。


ケア介入の効果が劇的であることから

「魔法のような」と言われることもあるそうです。

ユマニチュードの素晴らしい所は、

「誰もが学べて
実践できる
具体的な技術である。」
というところ。


年始に「ユマニチュード入門」という本を図書館で借りました





私は「ほめ達!」認定講師の試験前で忙しかった為、
父に先に読んでもらいました。

父は元教員だけに、向学心が未だ衰えず

二、三日ぐらいで読了したようです。

読んだ後で、

「俺の今までのやり方は、
お母さんのことを
弱らせていたかもしれない。
ありがとう、美和。」


と言ってもらえました。


父はこれまで、

母に如何に尽くすかに注力しており

体調の悪い時には枕元に食事を運び

夜間にトイレに行く時に

転ばないようにはって行く姿を見て

父「大人用の簡易トイレを寝床に用意しようかと考えている」と

デラコ「それは過保護なんじゃないの?」
デラコ「何でもかんでもやってあげすぎじゃない?」と

たびたび口論になりました。

それは母に対する愛情からの

善意のボタンの掛け違いなんですけどね・・・

しかし、父は「ユマニチュード入門」を読み、



自分のこれまでのケアを分析し

今後どうすべきかを自ら、

導き出したのです。


父がメモした重要と思った点を読み

私は感激しました 

一部ご紹介します。





1枚目より

ケアを受ける人とケアする人が双方共

「良かった」と感じられる、満足いく時間を過ごすことで
初めてケアを通じ、幸せな関係が成立。

その関係づくりから、ケアのレベル設定。

誤ったレベルのケアは害である。

その人に適したケアのレベル。

本当は歩けるのに車いすを使うと、歩く力を奪うことになる。








2枚目より

紙おむつパンツが苦手・・・これは自然。


強制ケアが健康を害している。

一日20分の立位のケアを

「立って歩けるんだ」と認識する事で
人間としての自信と誇りを取り戻してもらう

本人に必要な知覚情報を奪わない介助方法を学ぶ必要がある。





3枚目より

社会性=人間の人間らしさ

ユマニチュード「第三の誕生」


誤った介護の仕方が、
ケアされる人の能力をダメにすることが
気付いた。



自力でトイレに行く力があるのに

オマルはいけない!!

寝たきりが進むだけ

歩ける力を長く残したい。

床に入って休む時間を出来るだけ

起きて歩かせるように励ましたい。

食べさせることも大切。

喜んで食べるものを探して

出来るだけ一緒に食べよう


話合う事が大切。

認知力が落ちて

全部ダメになっているのではない。


-------------------

月に一回のメンタルクリニックに同行して、

父が書いたメモを見ていただきました。

先生は、
「これは素晴らしいですね。是非実践してください。」

と、後押しして下さいました。

そして、いつも調剤薬局の方が母の変化に気が付きました。

「なんかいつもより、お元気そうですね 」と言われたので

デラコ「最近父はコレを実践しているんです。」
とユマニチュード入門の本と
父の書いたメモをみていただきました。

調剤薬局の方も、

「これ、新しいやり方なんですよね。
日本の病院や介護施設もどんどん導入するといいですね。」

と褒めてくれたので

父はとても照れ臭そうでしたが、満足気でした


ケアする人にとって一番大切なこと
「相手のレベルに応じたケアを
行っているか」
と、自分に問うこと。


そうする為には、先ず

キチンと観る所から。

父がユマニチュードを自分なりに取り入れてみたら

母の言動に少しずつ良い変化があり

「俺に対する気遣いの声がや、感謝の言葉が増えた」

と言っております。

もしも介護等を自ら行っている、

または仕事として携わっている方

ユマニチュードを取り入れてみませんか?

ケアする方にも、される方にも

笑顔がうまれますように・・・







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プロフィール

ほめ達!カウンセラー・デラコ

Author:ほめ達!カウンセラー・デラコ
本名:小野寺美和 
1969年生まれ 
東京都目黒区在住
宮城県気仙沼市出身。

「ほめ上手を増やして社会を良くする」を活動理念に、行政・企業・学生・婚活・育児・福祉施設支援として「ほめ方・ほめられ方」講座やワークショップを全国で開催。述べ600名以上(2016年6月末時点)

ほめる達人検定1級・ほめる達人検定認定講師。産業カウンセラー、ワークショップデザイナー


1990年恵泉女学園短期大学英文科を卒業後、バブル崩壊直後に証券会社に入社営業として4年勤務。その後外資系情報通信社に転職しクライアントサポートとして18年在籍。

2011年東日本大震災で実家が被災し、両親が上京。その年の暮れに所属部署が無くなり突然リストラに・・・

被災地の為に何か役に立ちたいと考え、一念発起して退職金を元手にカウンセリングを学びながら、2014年ほめる達人検定一級を取得。2016年ほめる達人検定認定講師として全国で活動。


個別ホメ相談(Skype)、ワークショップ・セミナーの
お問合せ、ご依頼は
happylifelabo@gmail.com までお気軽にご連絡くださいませ。

ホメ相談(E-mail)もお気軽にどうぞ。
<相談内容・回答は匿名でブログで載せさせて
いただきます。>



趣味:テニス、サーフィン、座禅・瞑想、 おつまみの研究

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☆ アイムパーソナルカレッジ:カウンセラーコース修了
☆ 日本産業カウンセラー協会:産業カウンセラー
☆ 一般社団法人日本ほめる達人協会:
ほめ達検定1級・認定講師
☆ メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種
☆ 青山学院大学ワークショップデザイン養成講座修了
☆ 青山学院大学ワークショップデザイナープラス修了
☆ 生涯学習開発財団認定:ワークショップデザイナー
☆ 財団法人ウェイクナーズ:「メンター講座」修了
☆ 第五期かさこ塾修了
☆ 港区ご近所イノベーション学校修了・総代

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